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「優美、バイト代前借り出来るか聞いてみるわ。家賃と学費と……。他なんだ? とりあえず今日聞いてくる」
「ごめん、ありがと。お兄ちゃん」
地球が消滅してくれたら良かったけど、残念ながら無事だったから、俺は翔太と待ち合わせしてる自動販売機に向かった。
地球が消滅するなんて本気で思ってはいなかったけど、ふと昨日の宿題に手をつけていなかった事を思い出した。今更どうこうする気もないけど。
もしかしたらがあるかも、なんて期待していた自分が居たんだ……。
それがやけに虚しく感じた。
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