212人が本棚に入れています
本棚に追加
腐れ縁。
ギリギリセーフ!の時間で自動販売機にたどり着くと、翔太の姿がない。
あれ?今日学校休むなんて聞いてないけどな……。
時計をもう一度見てみる……。
すると足の隙間から100円玉が転がってきた、そしてこんな質問がきた。
「さて、君はその100円を……1.そこに20円足してジュースを買う。2.そのまま財布に入れる。3.交番に届ける。ど~れだ?」
俺は、真面目な顔で答えた。
「4.の、お前にあげる……かな?」
翔太が笑いながら、自動販売機の陰から出てきた。
「正夫、嘘ついてたら今からお前の肩が上がるからな!」
俺は思いっきり肩を顔につくくらいあげた。
そして拾った100円に20円足してジュースを買った。
最初のコメントを投稿しよう!