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序章
失敗した。
まさかアイツがこの道を使っているとは。
アイツがいたら面倒な事にしかなら「おい!聞いているのか!!」
・・・ほらな。面倒な事にしかならない。
「・・・で、何の用だ?」
?「夏葵ちゃんを放せといってるんだ!!」
・・・あぁ、そうか。
このバカは俺が無理矢理連れて行こうとしているように見えるんだな。
ほんとバカだな。成績は良いのに。
コイツは俺と同じ学校で、四人位のハーレムを連れてる“天才イケメン様”だ。
俺から見たらただの勘違い鈍感クソ野郎だけどな。
絶対勇者召喚とかされるぜ?見てみたいな。
バ「おい!夏葵ちゃんを放せと何度いったらわかるんだ!!」
「あぁ、すまん。考え事してた。
だが、こいつは俺の妹だ。久しぶりに兄弟揃って帰るんだ。邪魔しないでくれ」
バ「嘘だ!夏葵ちゃんとお前、全然似てないじゃないか!」
あーもう・・・早く家に帰りたいのに・・・
見たいアニメが溜まってんだよ・・・
しかもコイツさっきからナツのこと名前で呼んでるし。
なれなれしいんだよ。
夏「ハル兄、もういいから帰ろ?」
「そうだな・・・・・・ん?」
何か地面光ってないか?
「ナツ、逃げるぞ。勇者召喚だ!」
夏「もう遅いと思うよ、ハル兄・・・」
巻き込まれたか・・・面倒だな。
その瞬間、俺達は白い光に包まれた。
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