3:再開はもっと突然に

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里見さんには息子がいて、まだ小学生らしい。 最近まで家政婦さんを雇っていたんだけれど、息子さんと相性が良くなかったり、里見さんに色々とアピールをしてきたので契約を切ってしまったらしい。 男なら里見さんに惚れて媚びる心配もないし、息子さんとの相性も良さそうだったから、俺にこの話を持ちかけたらしい。 「給料はまだ具体的には決めていないけれど、食費や光熱費は別で、君の働きに見合った額を出すよ。」 「……はぁ………俺は、週何回ここに来ればいいんですか?」 「最初は、週に2〜3回ぐらいお願いしたいと思っているよ。」 「………はい…」
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