3:再開はもっと突然に

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給料は兎も角、週三なら、喫茶店のシフトを少し減らせば学業にも支障はないはずだ。 立地も通いやすい場所にある。 (……後は業務内容と給料がどれだけ出るかだなぁ…) そんなことを考えていると、ガチャッと玄関のドアが開く音がした。 「おっ、帰ってきた。」 (帰ってきた…?………あぁ、息子さんか……) なら、そろそろ帰ろう思い、立ち上がったその時…… 「ただいまー!叔父さん、帰ってきてるの?なんか、知らない靴あるけど……」 そう言って姿を見せたのは、黒いランドセルを背負った、何処か見覚えのある少年だった。
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