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「おちんをやろう」
昼を少し回った頃、食料調達を終えて小屋に戻ると、夜半から明け方近くまで凌辱して泥のように眠っていたソイツが目を覚ましていた。薄い掛け布団を申し訳程度に下腹部に被っただけで、凌辱の痕が色濃く残る肢体を隠そうともせず、気怠げに布団に座っている。
そんなソイツの瞳が、俺の放った言葉で輝きだす。
恐らく、おちんを男根だと理解したのだろう。おちんは、おやつのことだ。母が生まれ育った地域の方言なのだと教えてもらった幼き日を思い出し、あの平穏な日々は二度と戻らないのだと胸が苦しくなる。
母子の穏やかな暮らしを壊したのは、目の前にいるソイツの父親だ。俺と同じ思いを、いや、俺以上の苦しみをソイツの父親に味わわせてやるのだ。
抱えていた壺を床に置き、壺の中に指を挿れて中身を絡めとる。壺から出した指には、とろりとした蜂蜜が付いている。先程調達してきたものだ。
指に付いた蜂蜜にペロペロと舌を這わせ、あらかた舐めとった指を口内に挿し込んでチュウッと吸う。
一連の動きを凝視していたソイツの瞳は濡れ、頬は上気し、だらしなく開いた唇から赤い舌を覗かせている。
「物欲しそうに見て、お前は本当に淫乱だな」
再び壺の中に指を挿して蜂蜜を絡めとり、ソイツの口許に差し出す。乳を欲しがり泣きじゃくっていた赤子のように指を咥えて、恥ずかしげもなくチュウチュウと吸うソイツ。
すぐに全て舐めとってしまったのか、艶かしく指に舌を這わせながら、上目遣いで強請ってくる。
「もっと欲しいか? ではやろう」
纏っていた着物を脱ぎ捨てて、男根を扱いて頭を擡げさせ、壺から掬った蜂蜜を其所に垂らす。黄金色に輝く其れに釘図けになっているソイツが、堪らないとばかりに吐息を落とすと、むしゃぶりついてきた。
犬のように四つん這いになり、はぁはぁと荒い呼吸を繰り返しながら、蜂蜜を舐めていくソイツ。小屋に連れてきてから一糸纏わぬ姿のまま過ごしているその肌は桜色に染まり、美味い美味いと悦ぶように腰が揺れている。
蜂蜜を全て舐めとったのか、舌の動きが変わる。もっと濃厚で生臭い汁が飲みたいという動きに、腹の底から熱が迫り上がってくる。
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