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「離せ」
スッポンのように咥えている口から強引に男根を取り出して、批難するような眼差しで俺を見上げるソイツの顔に向ける。ソイツの口の周りが蜂蜜でベトベトになり、いやらしくてかっているのが目に入った刹那、背筋を快感が駆け抜け、先端から熱が迸った。
白濁で顔を染めたソイツは嬉しそうに微笑み、舌を出して口許に付いた精液を蜂蜜ともども舐め始めた。舌の届く範囲を舐めとると、満足そうに息を吐く。
視線を下げると、ソイツの硬く勃ち上がった男根から、じわじわと涎が溢れているのが見てとれた。
「下の口でも食べたいのか?」
この淫乱め、と嘲て言うと、のそのそと布団に寝転がったソイツが、膝裏を腕で抱えて股を開き菊門を晒した。空腹で耐えられないと叫ぶように、ヒクヒクと収縮を繰り返す其所。
いやらしい動きに誘われるように、再び硬度を増してきた男根を宛がい、一気に突く。
「ひっ……ひゃあぁっ」
顎を仰け反らせたソイツの男根から、精液が溢れる。突く度に腹に掛かる熱に煽られ、がむしゃらに腰を振る。
小屋の外では蝉が、子孫を残してくれる相手を探すために懸命に鳴き続けている。その声を聞きながら、子孫を残さなければならない使命を背負うソイツに、決して芽吹くことのない種を植え付け続ける。
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