桂花の花。

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この青年が一体、どう変わるのか私は楽しみでならない。 この青年は自分以外のモノに死をもたらす。 そして、過去の私もそうだった。 人であり、人ではないモノの辛さはよく知っているつもりだ。 ただ、もう私は人ではない。 人ではない故にその興味は増す。 この青年が闇に落ち逝くのかはたまた違う目が出るのか本当に私は楽しみだ。 「この花の花言葉は先生にぴったりだと俺は思います」 青年のその言葉に私は瞬いた。
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