第3話 恐怖のカメムシとイタリア風まつたけおじや

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  あとは帰宅した父がなんとかしてくれる。  男というものは辛いものだ。  嫁や娘に頼まれれば苦手なことでも解決せねばならないのだから。  「お手柄でしたよおばあたん」  「ヴァー」  「君の言語形態が私にはつかめないよ」  「ッコンヴァンワァアアアア!」  「………こんばんわ」  「ンマァア」  「うん」  通じ合えたかはわからないがとにかく彼女の発見により虫を捕獲できた。  「シーヴァあげるね」  テトトトトッ…  おばあたんにおやつをあげたら私のお昼はなんにしようか。
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