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気に入ってたのに。
胸も隠れるし。
Fカップクラスが邪魔にならないデザインなら何でもいいといえばいいんだけど。
普段は全く興味の無い服飾だけど、仕事に差し支えるのは御免だ。
「このVタイプは?たまちゃん似合いそう」
「ポリエステル?暑いんじゃない?らんちゃん暑がりじゃん」
「まあまあ、たまちゃんもらんちゃんも落ち着いて。
このメーカーはスポーツウェア専門だから大丈夫よ。通気性あるしストレッチだから着てても楽だし。
オムネものびのび出来る」
背中で聞いてる私もついつい口を挟む。
「なるほど。でも却って目立たない?ぼよんって」
私目立つの嫌よ。
「でもこっちのウェスト締めるやつだとね……」
任せとこ。
さて日報日報。
「あーー!」
たまちゃんの奇声に皆が一斉に固まる。
「ちょっと今日ハロウィンじゃない?」
ハロー、うぃん?
はー、ログイン。
パソコン立ち上げて、と。
「飲みに行こう!」
「行こう!」
「いくべ!」
たま、らん、さっちゃん元気だね。
「行ってら」
「えー。ちーちゃん行かないの?」
ワーキングチェアをぐるりと動かし皆の衆に向き直る。
「ごめん、日報上げたらさくっと帰ってシャワー浴びたい」
まじで。
「……何かあった?」
さっちゃん、よくぞ聞いてくれた。
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