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 いつもかっこいいジャケットを羽織るおにいちゃんは、有無を言わさず、大きなバイクでわたしを下宿まで送ってくれました。 「あんまり流惟(るい)達に心配かけんな。俺が殺されるから」  うん、おにいちゃんもね。もう何度も死にかけてるもんね。  とりあえずは、おねえちゃんの悪魔によろしくね――……。 * * *
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