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そして転校生が副会長を殴って去っていった。 ・・・放置でいいか。 「・・・そういえば、1時限は数学だった気がする」 桃「数学?・・・って、やば」 数学は担任の教科なんだ。 授業免除でもかまわず叱られる。 桃「まこっちゃん、死ぬときは一緒だからね」 「・・・ああ」 死を覚悟して教室に向かう。 教室のドアを開けると、直ぐに怒声が鳴り響いた。 担「お前ら今までどこいってやがった!!」 「・・・すみません、僕は少し仕事が残ってて・・・ コイツはサボりですので」 担「成る程、そういう事か。仲島、お前は放課後準備室に来い」 桃「・・・はぃ・・・」 桃矢が見捨てたなって顔で睨んでるけど気にしない。 俺は担任に協力したまでだ。 担「あぁ、そうだ。今で悪いんだが、今日転校生が来るからな。 いつかはわからんけど」 そんな適当な・・・って、遅い転校生が悪いか。 その後普通に授業を受けていたら転校生が途中で入ってきた。 担「チッ、今かよ・・・ あー、転校生の・・・なんだっけ名前」 しっかりしろよ担任・・・ 転「はじめまして!佐賀木奈緒だ!よろしくな!!」 とたんに盛大なブーイング。 見た目があのもじゃもじゃマリモだもんな。 ブーイングしたくなる気持ちも分からんでもない。     
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