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食堂に着いて桃矢は直ぐに王道展開が起こるであろう場所を想定し一番見えやすく見つけられにくい場所に座った。
俺はその反対に座る。
注文用のタブレットを取ってメニューを開く。
ん・・・どうしようかな・・・タコライスもいいし・・・決めた。
注文ボタンを押し、桃矢に手渡す。
料理が来るのを待ってると、同じクラスの親衛隊がやってきた。
チ「あの、雨沢様と仲島様はお付き合いなさっているのですか?」
「え?あぁ、さっきのね。付き合ってないよ。俺がコイツと付き合うなんて、有り得ないし吐き気がするよ」
桃「ヒドッ!!俺はまこっちゃんの事大好きなのに!!!」
「桃矢は一生親友だってことだよ。親友って事なら俺も好きだよ?」
チ「あ、ありがとうございました!!」
「ふふ、別にそんな畏まらなくても。同じクラスでしょ?」
チ「いえっ、雨沢様に覚えて貰えているだけで僕は幸せです!!」
「大げさだね。さ、君もご飯食べに着てるんでしょ。早くしないと時間なくなっちゃうよ」
チ「は、はい!!ありがとうございました!」
小走りで帰っていくチワワを横目に桃矢が一言。
桃「・・・二重人格だな」
「うるさい」
とまぁいつもと何も変わりなく過ごしていたんだが・・・
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