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総理
「報道されている以外にも、ご指摘いただきました『スピードスター』活躍は目覚しいものであります。到底、生身の、我々人間では、不可能な救助活動等、その実績は追随するものは現状認められません。まだまだ、助けなければならない命がたくさんあります。今の機械では、設備では、助けられない、そういう事故、あるいは、事件が日常的に発生しています。これは残念なことです。本来なら、我々がやらければならない。それができるのは『スピードスター』しかいない、命はお金では買えない、という全くの基本理念から、前回の臨時会で、議員からご指摘があった予算、閣議決定しました。また、アメリカについてですが、各国の治安維持についても、実は『スピードスター』への依頼はあります。ただし、前回の臨時会でも触れましたが、機能情報は機密事項です。とはいうものの、国際協力の立場を我が国でもとっています。一部報道されてしまってはいますが、宇宙開発についても、必要な、範囲内で協力ということを決定し、では、どの範囲かを申し上げる時期には、未だ達していませんので、その時期になりましたら、国民の皆さんにも、お知らせしたいと思います」
議員
「ごもっともな内容です。そう、私も思います。でもねぇ、総理。言うまでもないですが、先の戦争、悲惨な思いをしたひと、今でも、これからも続きます。日本での太平洋戦争の犠牲者、2百万人から3百万人です。この方々のお身内の方を含めれば、もっと多い。やはりね、心情は察して差し上げるべきなのではないでしょうか。先程、総理がおっしゃられた『スピードスター』の功績、あと、将来性、そちらも、ほんと、重要だと思います。爆弾犯を、また、20人以上の遭難者をそれぞれ、一瞬で解決、この点は、有権者の方々も、納得されると思うんです。期待が大きいんでしょ『スピードスター』に、わかりますよ。前回でも、情報非公開の理由、お聞きしました。『悪用の可能性』が否めないんでしょ、国民の皆様、十分わかってます。まぁ、お金の使い道はね、きちっと、してもらわないといけない、これは専門チームがいるでしょうから、正確にやってもらう。有権者の方々が言いたいのは、そういう形のことじゃぁないんですよ、総理だって、人間でしょ?そういうところなんですけど、いかがですか」
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