これからもずっと貴女と

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「自転車で()けて助けてもらった日よりもっと前から。 でもさっき言ったような思いだったから、好きっていう感情は押さえてたのかな」 「じゃあ、あの自転車事故が無かったらノリ姉とはそのままバイバイになってた可能性大だったんだ。 オレもノリ姉のこと人妻だと思ってたから声掛けれなかったし」 「賢くんのこと毎朝見れるだけで元気が出てたよ。 あとね、賢くんには前の建築現場で見る前に一度、見掛けてるんだよ」 「マジっ?」 「ふふっ。春、ショッピングモール近くの川沿いのCDショップで。 賢くんが車の中で掛けてくれてる曲がわたしの好きなバンドだって話したことあったでしょ。 あの時にアルバム買ってたんだね」  感動で鳥肌が立った。
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