47人が本棚に入れています
本棚に追加
大きすぎる衝撃に全身を震わせていると、
首筋に熱い息が触れた。
「・・・あ、っ・・・ぁ」
「大丈夫、ですか?・・・痛い?」
少し苦しそうな藤原の声がして、
俺はゆっくりと目を開けた。
潤んだ瞳の藤原と、目が合う。
「堀江先生、エロすぎます」
「な・・・」
「あんな風に見せられて、下の名前で呼ばれたら、もう・・・我慢できなくなる」
「ふじ・・・わら」
「動きますよ」
中のものが少しだけ抜け、再び入る。
押し出されるように、声が漏れた。
「っあ、あ、あっ・・・ぁ」
「ん・・・かず、たかさん」
「・・・え?」
今、こいつは何て言った?
赤い顔を藤原を見つめると、
動きを止め、笑顔で言う。
「好き・・・です。一貴さん」
そう呼ばれた瞬間。
ぶわっと体中が熱くなった。
心臓の音が速くなり、
冷静ではいられなくなる。
知らなかった。
名前を呼ばれることが、こんなにも嬉しいとは。
たかが名前、ではなかったのか。
「なんか・・・ドキドキしますね。名前呼ぶのって」
「べ、別に、俺は」
「なんとも思わない?そうかなぁ」
「ん、あ・・・っ」
藤原がぐいっと腰を突き入れて、
おもわず声が出てしまった。
「っ、ほら。ぎゅって締め付けられるよ。一貴さん、って呼んだら」
最初のコメントを投稿しよう!