愛して、先生 ~解けた欠片

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「んあ、は、や・・・ふじ、わら」 「七生でいいです。っていうか、七生って呼んで」 「あ、あ、あ・・・んっ」 何度も何度も突かれ、 何度も名前を呼ばれ、 なにも考えられなくなっていく。 「やっ、もう、っあ、ああ」 「ん、あ、気持ちいい・・・っ、一貴さん、いい」 「ふじ、わら・・・っあ、はぁ、は・・・っ」 「だから、んっ、七生、だってば、一貴さん・・・言って」 「あ・・・」 藤原の指が唇に触れ、 続いて唇が触れる。 甘く甘く、優しい口づけ。 「ん、んん・・・」 「っは・・・、かず、たか・・・さん」 離れ、また触れ合う。 その行為を繰り返し、 俺たちは、溶けていく。 「っく、あ、そこ・・・藤原っ!」 「んぁ・・・すごい、締まってる・・・、イきそう」 「も、もう・・・、だから、んあ、は、はやく・・・っ」 「わかりました。一緒に、っ、イきましょ・・・一貴さん」 藤原の動きが速くなり、合わせようと必死にしがみつく。 激しくなる音に、声に、思考が奪われる。 ただ、こいつと果てたい。 それだけだ。 「あ、あっ、あ、は―――っ、・・・ぁ」 「・・・く、あ・・・っ」 互いにほぼ同時に昇りつめ、 同時に脱力する。 藤原の身体が、被さってきた。 「はぁ、は・・・ぁ、気持ちよかった」     
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