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ゲータの言うように、まわりのけしきは、どこもこわれた様子のないセンネンサンゴシダレザクラでできたじょうぶなフネと、はてしなく続くようなユーヴェラプタル川のすいへいせんと、近くをおよぐこざかなのむれ、そして空を見上げれば、しずみゆく七番目のももいろの月と、またのぼりはじめた一番目のきみどり色の太陽、そして空からしたたり落ちるしずく…。
空からしたたり落ちるしずく…!?
なんだこれは!?
「そ、空からしずくがしたたり落ちてきている、雲もないのに。
朝つゆでもなさそうだな…。
なんだ、このふしぎな光景は!」
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