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ゲータのおどろきとまどいながらはなった難しい問題にぼくが答えられるはずもなく、ぼくらふたりはただぼうぜんとつったっていた。
…。
せいじゃくをやぶったのは、ぼくのからだにあらたにやどったたましいの声だった。
“ふふ、あなたがたはあのしたたり落ちるしずくのように、あの天上の川のうず底からおりてきたのですよ。
先ほどあらわれたコガネノコウラの背に乗りながら。
…どうやら、この地点ではもうすでにおせんが…。”
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