ユーヴェラプタル川の伝説のしょうたい

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 なるほど、こんどはほしよみのミコさんがじきじきに話を通してくれるわけか。 メイドさんのミカさんもむかえにきてくれるというし、ヒガンの国はもうすぐなんだな。 「こちらこそ、よろしくお願いいたします。イヌイヒメ様。もうご存じでしょうが、こいつが友人のゲータで、あなたに声をかしているぼくが、プリモルです。 ところで、ヒガンの国に着くまで、ここからだとあとどれくらいでしょうか?」  ぼくは、あと数時間でヒガンの国に着くのかもしれないと思い、心のじゅんびもかねて、ヒメ様にそう質問したのだった。 が、予想外のことばがヒガンの国のヒメ様から帰ってきたのだった。 “はい、あと二日でつきましょう。 長い航河まことにおくるしゅうございました。 あともう少しのしんぼうです。” あと二日!? そ、そういえば、食料は…!?
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