おせんのなぞ

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 「やっぱり、食料がほし肉ひときれと、水がおわん一杯分しか残っていない…。 残りは、魚をつったり、雨水をためるしかないか。」 こうなることはかくごできていたが、いざそうなると、やはり不安をかくしきれなくなる。 「まかせろ、つり名人ゲータ様がここにいるぞ! やっとおいらの出番…!」 “ちょっと待ってください…。 その、大変もうしあげにくいのですが…。 そこの魚たちや雨水までも、すでにおせんされている可能性があります…。” ゲータの意気込みをヒガン国のミコはとちゅうでさえぎり、しんこくな声色でふたりに語るのだった。
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