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「いやー、くそ面倒くさいっすね、このネット小説コンテストの下読み。いやクソ面倒くせーわー」
「てめーぼやいてねーでさっさと仕事しろこの無能が!殺されてーのか!文句言うんだったらとっとと首つって自殺しろやこの野郎!」
「うわー先輩ひでー。パワハラですよ、それ。編集長からしてゴルフクラブで殴ってくるし、この編集部こえー!いかに編集者と言えども言っちゃいけないことあるんじゃないですかー?」
「うるせーなめんじゃねー!編集はきつい仕事なんだ!そんなことも分からねーでイメージだけで編集の仕事受けにくる世の中なめきったクソどもが多すぎんだ!てめーも運よくこの仕事に引っかかったんだから感謝しろや、この死にぞこないが!嫌だったらさっさと辞表だせ!樹海で迷って生まれてきたことに懺悔しろ!世の中なめ切った給料泥棒が!」
「ひでー言われよう!いや、なめてねーっすよ。むしろ、あれっスよ、この小説コンテストに応募してくるクソ短編のほうが断然ナメてるじゃないっすか。例えばこれとか、ひどくないっすか?編集者って、こんな会話しませんって。文章下手なくせして編集者のことすごく悪く書いて、さらに殺す小説とか、よく応募するよな、って。ナメくさってるじゃないっすか、こういうクソ短編。ほんと、こういうの書く人って頭悪いよなー。これで審査とおると思ってんだもんなー」
「だから通さないように俺らが下読みしてんじゃねーか!ベテランのお偉い先生がたは高い原稿料を要求してくるからな。読者人気がそこそこあって雑誌内で人気があるコーナーとはいえ、今の時代、小説にそんなに高い原稿料は払えねー。だから、こういうコンテストで安い原稿料で馬車馬のごとく働いて面白いの書いてくれる若き才能を探しているわけだ、俺らは!まあ、ほとんどが馬の糞ほどの価値もねー、読むだけで苦痛なシロモノってのはあるがな!まあ、これも仕事だ。てめーも社会人ならしっかり仕事しろや!」
「いや、これならまだアイドル尾行してるほうが楽しいっすよー。こんなクソみてーな小説もどき読んでるのなんてクソつまんねー。俺がシャイニー光学の秋谷ちゃんの路上キス撮ったの知ってますよね?いや、マジで俺のサーチ力半端ねーって思いましたもん。あ、コーヒーどうぞ、お疲れ様です」
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