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どん、と瑛司の背をヘッドボードにぶつける勢いで押し付け、亮一郎は瑛司を強く抱きしめながら、絶頂を迎えた。
ひときわ熱いものを体内に感じて、瑛司は知った。亮一郎が自分の中で達したのを。刹那、爆発した。快感が、瑛司の内で。
「りょう……――！」
腹の中に力が集まり、胃がきゅうと縮むような感覚がした。かと思うと、握られた根本がどくんと大きく脈打って、瑛司は亮一郎の指の上に、粘る精液を吐き出していたのだった。
はあ、はあ、と、ふたつの荒い呼吸音だけがした。
気付けばふたりとも汗だくだった。まだ繋がったままの中が、互いの鼓動を伝えている。
亮一郎は放心している瑛司の濡れた髪を撫でながら、たまらない愛しさを唇に乗せて、天使の名を口にするように囁く。
「瑛司さん……愛しています……」
「……りょう」
「はい」
「なあ……わらって……」
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