2人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
1
この物語は新宿の片隅にある店舗型風俗【アラモード】の店員の栗原くんと同じく店員の俺との愛の物語である。
【アラモード店内受付】
俺「栗原くんは風俗行ったりするの?」
栗原「競馬勝った時とかたまに行くかな」
俺「何て店の何て娘指名すんの」カチャカチャ
栗原「言わないよ、調べて何する気だよ」
俺「ちっ、じゃあどんなプレイするの?」カチャカチャ
栗原「だから何を調べようとしてるんだよ…俺くんは膝とか舐めて貰ったことある?」
俺「ある訳ねぇだろド変態が」
栗原「自分から聞いといて急に突き放すなよ」
俺「ごめんごめん!膝ね、ないなー。栗原くんはお店で膝舐めて貰うのが好きなの?」
栗原「まぁ…うん。」
俺「そっかー、膝かー。」スッ
~1時間後~
嬢「お客様お帰りでーす」カチャ
俺「はい、どーぞ」
嬢「またねー」バイバイ
栗原「」
嬢「…何してんの」
俺「栗原くんの膝をフェザータッチしてるの」サワサワ
嬢「キモっ!ホモなの?」
俺「ホモじゃない」サワサワ
栗原「俺も違うよ」
嬢「じゃあ何なのこの状況」
俺「俺を栗原くんが受入れてくれたんだよ」
栗原「受入れて無いけど恐怖がキモさに勝って恐くて動けないんだよ」
嬢「栗原くん怯えてるんだから止めとけよ」
俺「もうすぐ栗原くんのヴァルハラが見えて来るはず…」サワサワ
栗原「かれこれ1時間近くこの状況だよ」ガタガタ
嬢「止めとけって!栗原くん唇青くなってるだろ!」
俺「俺の何がいけないのか!」サワサワ
栗原「全部だよ」
俺「逆にどう思うよ!?」
嬢「あたし!?知るかよ!」
俺「お前じゃ栗原くんの心も膝も開く事は出来ないからな!」
嬢「何ギレだよ!膝を開くって訳わかんねぇよ!」
栗原「まるで自分はそのどちらも開いているような口振りに更なる恐怖を感じずにはいられないよ」
最初のコメントを投稿しよう!