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 羞恥で震え涙目で訴えると、お互いの先走りで濡れて触れ合っているものを指差した。些細な刺激だけでも達しそうな誉の性器は早く解放を迎えたがっていた。 「お、お尻はさすがに緊張するけど、それだけだよ…。ねぇ、だから…やめないで」 「……ああ、もうっ」  久住は怒ったように吐き出すと、誉をぎゅっと抱きしめる。そしてそのまま少し頭を下げて鎖骨付近に痛みが走るほどの印をつけた。  服に隠れる場所だからいいかとされるがままにしていたら、痛みを感じない程度の口付けの痕跡が何個も残っていることに気付く。 「これはやりすぎ!」 「煽るからだろ」 「煽ってないし! 体育の着替えし辛いじゃん…」 「Tシャツとか着とけ。それより今は、こっちに集中」 「あっ! もう…ぅん!」  遠慮のなくなった久住の右手は再び窄まりを弄りだす。もう片方の手は粟立った肌でつんと尖っている乳頭を指の腹で潰すように撫でる。 「誉、さっきみたいに、できるだろ?」  二人の昂りを握るよう促され、狼狽えながらも両手でそっと触れる。すると、ぴくっとちいさく誉の手に反応し、嬉しくて久住の蕩けた顔が見たくなった。ちらりと久住を盗み見て一番張り出したところを柔く包んで刺激を与える。先端も快感だけ与えるように擽れば、久住が鼻にかかった声を漏らした。とたん、誉の中で雄の部分が目覚める。 「けいた、かわいい…」     
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