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「やっと昼飯だぁぁぁぁ。」
SP、もといスタミナポイントを使い切ったおれの声はゾンビのよう。
とりあえず回復せねば、と昼飯をつくるのだ
そう、今から
「あれ、美咲、昼ごはんは？」
テーブルの上にはフルーツとパンしかない
「まさかフルーツでパン食べる？」
「yes。」
「まじか。」
優希がびっくりしたようにおれを見る。
いつもご飯だから珍しいんだろうな。
でもただただそのまま食べるわけじゃない。
まぁ見とけ、と六人の視線を集める。
青い狸の如く出したのは
「テッテレー、生クリームー。」
そう、生クリーム。朝おれが入れといたやつ。
食パンに塗りたくってフルーツを散りばめれば、立派な昼飯の完成さ。
「なにそれ美味しそう。美咲ずるい。」
「ずるいって何ー。」
けらけら笑いながら一口。
うむ、美味い。
二口目は百愛の口へ。
すごく羨ましがるんだもの、食べさせてやんなきゃ、ねぇ？
「おいひー！！！」
これまた笑顔。
こんなに笑うから男子から弄られるんだろうなぁ……。
「デブまっしぐらだなぁ百愛。」
「！！やめてー！ふとる！」
「なにを今更」
痩せたい、ダイエットしてるって言ってる奴ほど食べさせたくなる心理、わかってくれる人は居るだろうか。
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