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今度のはぽっちゃりしている。
恐る恐る振り返った時にはもういなかった。
会社から帰って来てドアを開けた途端、玄関に現れたこともあった。
目がやや細長い。
そしてすぐに消えてしまう。
男の部屋には昼夜問わず、謎の者が現れた。
男はテレビを見たりネットを調べたりしてUFOや地球外生命体がやって来ているという話がないかを調べた。
しかし、そんなニュースはどこにも上がってなかった。
あれは宇宙人ではなく幽霊なのか。
どう見ても人間には思えず、またこの世に未練があるような感じでもなかったが、とりあえず男はお祓いをしてもらった。
だが、その現象は止まなかった。
「まあいい。別に悪さをするわけでも驚かすのでもないんだ」
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