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かっちゃんにもいつも通りに何事もなかったかのように接するぞ!そう思っていた、思っていたけど一階のダイニングテーブルに座って母さんと談笑しているかっちゃんを見た時は、もうどうしていいか分からなくなってしまった。
「おはよ、ひなチャン。ずいぶん遅くまで寝てたね」
「せ、成長期だから?」
「なんで疑問形なんだよ、それ以上でかくならなくて良いよ。見下ろされてるみたいで腹立つ」
かっちゃんいつもと変わらない、俺の事好きだって言ったのは昨日の事だったのに。
「陽向、泊りで出かける約束あるなら前もって言いなさい。母さん聞いてないわよ」
えっ!?俺、かっちゃんと泊りで出かけるの?
……いつ?
いや今日だろ、この流れじゃ。連れて行くって、海に日帰りじゃないのか。どこまで行くんだろう。
「違うよ、昨日誘ったばっかだから、陽向もおばちゃんに言う時間なかったんじゃない?」
「え、おばちゃん?」
「あ、ごめんなさい、桐子さん。陽向も伝える時間がなかったんだよな?」
そうか、そこか母ちゃんの怒るポイント。
「ひなチャン連れて、海行くって昨日約束したんだよ」
「克也も陽向なんかに構ってていいの?」
「いーの、いいの。従弟が可愛くて仕方ないんだから」
かっちゃんが連れて行くのなら安心って母ちゃん、何も細かいこと聞かないで許可しちゃった。
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