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空斗「とりあえず、ここを離れるか」
ベル「そだね~」
アレン「私が、こいつ担ぐヨ」
アレンは萩野を担ぎ上げた。
萩野「うわっ!どこへ行くんですか!?」
3人は萩野の言葉を無視して、その場から離れたのだった。
4人は人気の無い公園で、一先ず腰を下ろした。
萩野「これからどうすれば…。妻や子供たちがいるってのに!」
ベル「大丈夫、君の家族は私たちの組織が保護してるよ~」
萩野「本当ですか!?今どこに!?」
空斗「すでに俺たちのアジトに向かってる。あんたも合流してもらう予定だ。俺も同行するけど、あんたの顔は割れてるから…」
すると、空斗は髪の毛を抜き、萩野の指に巻きつけた。
空斗「コンバート(変換)」
徐々に萩野の顔が変形し、彼の面影は一切なくなった。
萩野「これ本当に戻ります?」
空斗「2時間しか持たないから。それに髪を外せばもどる」
萩野「そうですか、何から何までありがとうございます。ところで、ずっと聞きたかったんですが、あなた達は一体何者なんですか?」
空斗「何者でもない」
ベル「白服の奴らには「ファントム」って呼ばれてるけどね~」
アレン「亡霊とは失礼ネ」
萩野「でも、かっこよかったです。本当にありがとうございます」
空斗「じゃあ、行こうか」
萩野「はい」
こうして、空斗と萩野は合流地点へと向かうこととなった。
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