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生き残った者たち
ここは、ルートの第3層
覚醒者の学校がある。
萩野とその子供たちもまたそこへ通っていた。
教師「えー、では授業を始める。世界史の教科書103ページを開いてー」
授業を受ける者は子供は勿論、大人や老人までもが対象だ。
覚醒した者や覚醒の可能性のある者などが通っている。
教師「んじゃ、萩野~。あっ父の方ね。読んでくれるかー?」
萩野「はい。
えーと。
『世界の終わりの日
その当時、世界の人口は80億人に達していた。
宇宙旅行が一般人にも身近になった頃、
ある学者は隕石群が地球を襲うと予測した。
それは公開される事はなく、極秘に避難準備が勧められた。
まだ、宇宙で長期間生きて行くだけの技術はなく、学者は地下への道を選んだのだった。
しかし、地下の避難所開設には時間がかかりすぎた。
そして迎えたその日。
地下へ避難できた者は世界人口の約6%
それ以外の約94%は
約30%が隕石の直撃により命を落とし、約63%は隕石から発生した有害物質により命を落とした。
この有害物質は現代で言う「毒」である。
しかし、そんな中約1%。生き残った者達がいた。
その者たちは、隕石が体に直撃したにも関わらず、命を落とすことなく生きていたのだ。
そして、彼らの体には美しい宝石のような物が食い込んでいた。
この宝石が「コア」であり、生き残った者達はコアの適合者。つまり「覚醒者」だったのだ。
その中でも、心臓を貫かれた者は不老となり後にエイジレスコアと呼ばれるようになった。』
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