第十一話

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 言ってから、今夜から明後日にかけて我が身に起こりそうなことを想像して若干の後悔が襲ったが、結局まあいいかと諦めてしまう。  幸せそうな翠を見ている自分も、同じくらい幸せに感じているから。  淡く輝くエメラルドに手を伸ばすと、あの日出会った時と同じ輝きを返してくれた。
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