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「...。
そうですかありがとうございます。」
奏はいつもの笑顔が消え、そっけなくお礼を言いお辞儀をしてその男の隣を歩いていった。
「ねえ。
そこの君。」
彼はぱっと春の手首を掴み引き止めるとニコッと笑い押し倒そうとした。
その瞬間ビクッっと春はしたが、その形成を逆手に取り相手の腕を捻り組み伏せた。
さすが警察というべきなのか...。
奏が彼に威嚇をしながら眺めている、
ちょうどそこへ彰が歩いてきた。
「貴様何やってるんだ。
そいつから離れろ。というか本当になんでそんな体制なんだ...。」
彼が下で春が上で、組み伏せた格好になっていたので彰は呆れながら声をかけた。
「いや。
特に意味はないんだけどね。
この子を押し倒して深いキスをしてトロットロにしてやろうと思ったんだが逆に組み伏せられてしまったのさ。」
「彰この方は...。」
組み伏せたままの体制で春は聞くと。
呆れた声で離してやれと言いながら応えた。
「隣の島の頭の
月城 光だ。
俺と仲良くてなよく遊びに来たり行ったりしているんだ。
こいつの襲いグセは今に始まったことではないが、無理やりやるが力いっぱいで嫌がってるのを容赦なくやるわけじゃない。
そこそこ出来れば組み伏せられると思うから、これからも何かされそうになれば容赦なく組み伏せろ。
とにかく顔は良いが、優男で紳士かと思いきや、ただの美人好きの節操なしなホストみたいなやつだ。」
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