私の上司の裏の顔

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初めてではないけど、そんな知らない男と軽々しくしたことなんてない… また 血の気が引いた。 「いいな。大事なお客様だ。別室で待たれている。」 さっきのラウンジとは別の部屋に案内された。 中に入ると、広めのワンルーム 棚にはウイスキーや、ブランデーが並ぶ。ワインセラーもあった。 「さやかちゃんか?」 「かわいいな。」 「あ…ありがとう…」 ホントは、あんたに言われても全然ありがたくない! 「怖がらなくていいぞ。さあ、そこへ座りな。」 仕方なしに素直に座った。 「さっきは、悪かったな。」 「これもあるぞ。」 エルメスのバッグを取り出した。 見たことあるデザイン! 普通のOLじゃ手が出ない。 確か……50万はするやつだ。
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