私の上司の裏の顔

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ここにくる前に、あらかじめプレゼントを買ってあるんだ…… その中からこれをくれたって事は、随分私を気に入ってるみたいだ。 客を取れれば生きてはいける…… でも、カラダは汚れる…… 「手を見せてごらん」 言われるままに手を差し出した。 知り合いのネイリストに割安でやってもらった。今回は私もお気に入りのデザインだ。 「爪も綺麗だけど、白いしスベスベだなあ。」 手を触られると、鳥肌がたった。 でも、客を取らなきゃご飯抜きだ。 ふとテーブルを見ると、ツマミのメニューが置いてあった。 そうだ。ここで腹ごしらえしとこう。 「何か食べ物頼みませんか?」 「ああいいね。」 「私、焼きそば食べたいな。」 「ああいいとも。好きなものを頼むがいい。」 焼きそば、たこ焼き、ピザ。 適当に頼んだ。
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