私の上司の裏の顔

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自己紹介もしてないのにわかったのはやっぱり、似てるから? というか、この格好だからかな? 「ごめんなさい…道に迷っちゃって…」 「それ着たのか?」 「えっ?渡してもらった奴よこれ。ダメなの?」 「そんな安っぽい服ダメに決まってんだろ!」 安っぽいって!失礼な! 「いいから直ぐ来て!こっの部屋だ。」 部屋に案内された。 すると、ものすごい数のドレスが用意されていた。 すごい。どれも本物の作りだった。 スーツの男の人に差し出された同じデザインのコスチュームに着替えた。 「名前は、さやかで行くんだろ?」 「えっ!勿論さやかでしょう!」 私は、そもそも、JKB 31 の水戸 さやか に似ているから二次会に誘われたのだ。しかも同姓同名で、私の名も水戸 紗綾香。 「今頃変えるのか!?まあ、よく見りゃ似てるな。それで行け。」 いつも、そう言うとたいがいの人には驚かれるのにクールな反応だ。 何それ!このバカにされた感じ。
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