私の上司の裏の顔

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私の頭を髪の毛の鷲掴みで起こすと、恐ろしい顔で見下ろした。 「顔を殴るんけにゃいかねぇからな。」 こ、この人… 昼間はサラリーマンの皮を被ったヤクザだ… 「客をつけろ!できなきゃただじゃ済まさんぞ!」 「わかったな!」 「ハイ……」 「3日間飯抜きだ。」 仕置をされた後、待合室へ戻されると、そこには二人の少女が座っていた。 一人は、漫画を読むのをやめ、こちらを見上げた。 まだあどけない。 ガムを噛見ながら、イヤホンをつけてスマホをいじっている。 「貴方、逆らうなんてバカじゃない。」 「昨日入ったから知らないかもしれないけど、ヤラレちゃうよ!」 メイクが濃いけど、体型から子供…
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