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愛されぬ子は愛を知らず、知らぬが故に与えない。
知らぬが故に愛を与えず、他者は次々離れゆく。
教師すらも見放して、生徒を纏める為の犠にする。
不都合が起こる度、起こる度、愛されぬ子を犠にする。
悪事の全てを一人に着せて、偽りの平穏を教師はもたらす。
されど、その平穏は、ただただ犠牲あってこそ。
愛されぬ子の心を犠牲に。
愛されぬ子の体を犠牲に。
愛されぬ子の希望を犠牲に。
愛されぬ子の夢を犠牲に。
愛されぬ子の未来をも犠牲にし、まやかしの平穏は続くのだ。
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