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愛されぬ子は愛されぬがため、生きるすべを模索する。
自分を○し、自分を捨てて、自らの心を亡きものにする。
そうして、そうして、愛されぬ子は「大人にとっての良い子」になる。
都合の良い子、便利な子。
返事の良い子、使える子。
成績良い子、素敵な子。
評判良い子、利用出来る子。
大人の前で良い子を演じ、便利な駒にも成り下がる。
しかし、しかし、それでさえ、愛されぬ子は良い子を演じる。
いつか魔法が解けるまで、愛されぬ子は良い子を演じる。
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