第2章《翌日の金曜日》

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家に入ったアタシは玄関の内側から鍵をかけた そしてリビングで鞄をおろす エレフォンをテーブルの上に置いて お風呂に入りに行くアタシ 制服を脱いで浴室にはいり 頭と体を洗い湯船につかって しばらく浴室の天井を見上げた… そうして、のぼせる前に上がり バスタオルで体を拭き パジャマに着替えて脱衣場から出たアタシは エレフォンを片手に部屋の電気を全部消して ベッドに向かった… そして、エレフォンの待ち受け画面に表示された デジタル時計を見つめる 23時00分かあ…明日は 土曜日で休みだしなにしよっかなぁ… 何の気なしに病夜くんアプリを起動すると メニュー画面じゃなくて 病夜くんの穏やかな寝顔があった! その背景は天井が高い 豪華なお屋敷の一室で… ベッドには天蓋がついていた! 起きる気配はない… そんな、病夜くんの寝顔を見てたら アタシもなんだか眠くなってきちゃって… 病夜くんのアプリを起動したまま スマホを手にしてうとうとし始める… 明日の事は明日考えよう… おやすみなさい…病夜くん……
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