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「ああ!す、すいません…!」
男性の使用人だわ…
アタシと目が合うと赤面して
扉を閉めようとした
病夜
「おい、ちょっと待て!用件を言え!」
病夜くんが離れて使用人に視線を向ける
使用人
「は、はい…病夜様あてに来客が…」
病夜
「帰ってもらえ!」
使用人はいそいそと頭を下げて
慌てて出ていった
アタシ
天埜 瑠璃
(アマノルリ)
「病夜くん…もしかして
このアプリの世界では何か重要な役割を…?」
アタシはベッドに腰掛け直す
病夜
「ああ…うん、この世界で
ぼくは病んだ王子の設定なんだ、狂気的なね…
使用人達はぼくに恐怖を抱いているんだ」
な、なるほど…確かに
将来的には暴君になりそう…
病夜
「この世界はモバイルワールド…
異世界の1つでもあるかな
正直、この世界は何にもないよ
だからつまらない…
それに比べてあんたが住む世界は
いろいろあって面白いよね」
…
アタシ
天埜 瑠璃
(アマノルリ)
「…そ、そうかな?アタシからすれば
あっちの世界もつまらないわよ?」
病夜くんがにやりと笑った
病夜
「フフフ…君を見てたらいいこと思いついた…
この世界をもっと猟奇的にしよう!」
その言葉と同時に病夜くんから
どす黒い光が出てきて辺りを包み込んだ!
アタシは目を強くつぶるっ
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