第4章《天埜が住む現代世界》

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機能を使わないかもしれないけど はいにしとこっと… アタシは選択肢のはいを選ぶ確定音が鳴った! 病夜 『設定が確定されたヨ。』 再びメニュー画面に戻ってくる… ってか、今日…日曜日なのね 1日向こうの世界にいたことになるわ アタシはスマホを片手に 今、ベッドに座ってる状態… 日曜日、始まったばかりだけど なにすればいいかなぁ アタシは立ち上がって リビングのソファーに座る 再びスマホで病夜くんのアプリを起動する 病夜 『やあ、おはよう…今の時刻は 朝の9時30分…どの機能を使いたい?』 あれ…病夜くんの足元に 紫色の毛並みで毛先が藍色の猫が一匹… 手で顔を洗ってる…可愛い… 首に水色のリボンを巻いてるわ 《病夜くんの飼い猫、機能説明 ・クロをタップすると、餌があげられます。 ・指先で撫でてあげると喜びます。 ・仲良くなれば何かいいことあるかも! (病夜くんからお礼がもらえるよ!)》 説明が流れて早速、クロをタップしてみたけど 病夜くんの背後に隠れちゃった… 病夜 『もっと、ぼくと仲良くなれば クロも…心を開いてくれるはずだよ?』 なるほど…まずは病夜くんの 好感度をもっとあげないといけないのね! よし…頑張らなくちゃ!
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