第1章《大学の恐怖サークル》

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アタシは…天埜 瑠璃(アマノルリ)よ! 晴空大学の女子大生 魅咲と綺羅っていう同級生がいるの! 仲はそれなりにいいと思う♪ 二人とも《恐怖サークル》の仲間なのよ みんな異世界に行く方法を試して そのレポートを書くんだって! アタシは異世界に行こうなんて思わないし この世界で暮らせる事を幸せに思ってる だって、異世界にいったって つまらないじゃない! それに、アタシには病夜くんがいる… 今、流行りの病夜くんアプリは とっても面白いの! 目覚まし機能と通話機能 最近はアプデ(アップデート)されて チャット機能とメール機能が増えた 彼氏がいなくったって この機能を使えば寂しくない… 既読スルーもされないし 相談も愚痴もなんでも聞いてくれる! こんなに高性能なアプリはないもの 電話機能を使えば どういう仕組みか分からないけど ちゃんとした答えを返してくれる アタシは今、恐怖サークルに向かってる みんなより先に来ちゃった♪ みんなどんなレポート書いたんだろ… アタシはなんにも書いてない だって、異世界に 行く方法なんて試してないもの 椅子に座って、魅咲達が来るのを待った… 綺羅 結実 「天埜ちゃん、いつも早いね~」 アタシは綺羅ちゃんに視線を向ける
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