第4章《天埜が住む現代世界》

3/3
前へ
/60ページ
次へ
アタシは病夜くんの好感度をあげるため メール機能やチャット機能を使って 病夜くんと情報のやり取りをした… 病夜くんは175㎝だって 言うのもわかったわ! 気づいたらエレフォンの充電があと少しだった! 充電しなくちゃ… ていうかもう17時00分!? やっば…明日、学校だ…! アタシはスマホを寝室の充電器に接続して 病夜くんアプリの目覚まし機能をタップした 朝の6時にアラームをセットした すっかりのめり込んじゃってるなぁ…アタシ… アプリの画面を落とすと 病夜くんが丁寧なお辞儀をしてくれて 待受画面に戻る 寝室のベッドに腰かけたアタシは そのまま、背中から倒れ込んだ… 病夜くんに何度も繰り返しキスされたから なんだか、少し寂しいかも 本当に夢みたいだったし 病夜くん、実体化できないのかしら… 明日も早いし今日はもう寝よう アタシはベッドの上で仰向けになり 目を閉じて眠りに堕ちた……
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加