第1章《大学の恐怖サークル》

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アタシの家は大学まで徒歩で 35分ぐらいの所にあるの 綺羅ちゃんと魅咲ちゃんは バスと電車で帰ってるんだって… 明日も学校だけど それなりに近い距離だし エレフォンを取り出したアタシは 歩いてる間、暇だったから 病夜くんに電話をかける… 病夜くん…鳴った 電話には必ず出るの 呼び出し音が鳴る… 『sick night sick night… sick night sick night…』 女声なのか男声なのか 分からないけど待ち歌が流れる 『もしもし…病夜だヨ』 !出た!緊張してたせいで 声が出なかった… 『フフフ…どうしたの… 誰だか当ててほしいのかい? ん~…瑠璃ちゃんだね。』 ! アタシ 天埜 瑠璃 (アマノルリ) 「ど、どうしてわかったのよ…!」 ようやく声が出た…ふう… 病夜 『分かるよ、だって… あんたはぼくの…病夜くんアプリの機能 必ず使ってくれるから… それで、今日…大学どうだった?』 … アタシ 天埜 瑠璃 (アマノルリ) 「大学は…まあ、それなりにね ほんとは勉強なんてしたくないけど…」 病夜くんは小さく笑う 病夜 『フフフ…じゃあさ、今度…』 「こっちの世界に来てみない…?」 !? すごく近くで病夜くんの声が 聞こえて肩を優しく叩かれた…!?image=507478009.jpg
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