第2章《翌日の金曜日》

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第2章《翌日の金曜日》

「朝の7時だよ、はやく起きないと遅刻するよ ぼくの言うことが聞けないの? はやく起きないと永遠に…」 …!アタシはアラームを止めた 「おはよう…ぼくの可愛い瑠璃ちゃん…」 !? 驚いて飛び起きたアタシ… い、今…なんて? 充電は100%だけど… 私はついエレフォンの病夜くんアプリを起動した 画面に映し出された病夜くん… 病夜  『やあ、おはよう…今の時刻は 朝の7時00分…どの機能を使いたい?』 メニュー画面が出てきた… なんだろう…最近 よく名前を呼ばれるわね… 再びアプリ画面を消すと 上品にお辞儀する病夜くんしか映らず 画面は待ち受けに戻る… こんなことしてる場合じゃなかった 大学から徒歩で35分とは言え ゆっくりしてたら遅刻しちゃうわ! アタシはベッドから起き上がって 朝一番でお風呂にはいり体だけ洗い… お風呂からでて、タオルで体を拭いてっと… よし!下着をはいて制服に着替えた 私は食パンを焼いてイチゴジャムをつけ 牛乳をコップに注いで 簡単に朝御飯をすませ 歯を磨いて口をゆすぎ… エレフォンを鞄にいれて、家を出て 鍵をかけ大学に向かう… 時間的にはまだ余裕があるし 朝は学校でゆっくりできそう。
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