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なんか将高、こ難しそうな顔してた。
「どうしたの?」
「早いなあ……桜のお母さん、本当に今年中で借金終わりそう」
「そうなんだ……まさか私、またお母さんと暮らすとか…ないよね?」
「あ、役所には俺が預かってるって話で通してるから、桜のお母さんが自分の手元に置きたいって役所に申し出しないと無理」
「……あの人、自分が楽する為ならするかもしれない。だって、児童手当て欲しいし、……お金なくなると出会い系かなんか知らないけど男の人を入れてセックスしてお金にしてたんだもん」
「戻すわけねーだろ?」
「本当に?……中学の時、何度も男の人にやられそうになったの。隣のおばちゃんが私の喚き声で通報してくれてたけど…」
「それ、役所に言えば性的虐待で離れられるけど、俺とも離されるな……借金、なしにして、桜貰うか?あのお母さんなら喜んでお金になるなら桜手放すだろ?」
「ふっかけるよ!やだ!…私が話に行ってくるよ」
「んじゃさ、こうしよ?」
「……何?」
大丈夫かなあ?…お母さん、お金に汚ないから何言うかわかんない。
でもとりあえずは話しないと親権がある以上、借金終ったあとが怖い。
まあ、将高の案にのるしかないかな。
次の日にお母さんが勤めてる『ソープ』に行った。
接客中で少し待たされたけど、将高とお母さんが居る部屋に入った。
したばかりって匂いした。
「あら、社長さんに桜じゃない。何?ちゃんと返してるわよ」
将高が話した。
「お母さんさ、この先はどうすんの?」
「先?…まあ、都営アパートに戻って、また前みたいに生活するしかないんじゃない?」
「桜はどうすんの?」
「使い物になるくらいはセックスされたんでしょ?ならこれからは桜にもセックスさせて楽するわよ。親孝行くらいするでしょ?」
もう首絞めてやりたかった。
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