1024人が本棚に入れています
本棚に追加
「早川さんのセックスが好きなの!なんでその子なのよ!」
「桜とのセックスがいいんだよ……他いるだろ?」
「いるけど、私だってプライドあんの!」
「……悪い。違うヤツとしてくれ」
私を連れて、寝室に入った。
プライド、確かに傷つけてんだろうな。
クラブのママなわけだし、やっぱりママできるだけあって美人だしスタイルもいい。
お客さんで麗子さんとセックスしたい客いると思う。
それでも将高とセックスしたいって、やっぱりどこか好きだからだと思う。
これ、将高がハッキリ言わなきゃ無理だと思う。
麗子さん、将高が居ない時に私に言ってきた。
「ねえ、あなたの何がいいの?セックス特別な事してんの?前、少し聞いたけど、お母さん、『ソープ勤め』なんでしょ?教わったわけ?」
「……私はお母さんと全然会ってないし、ソープの事はわかりませんけど……」
「私さあ、早川さんとしたいの。……少しは遠慮してくれない?」
「遠慮って?」
「だから、私が来たら出て行くとかしてよ」
「………行く場所ないし、私がここの家事してますから……」
「気が利かないわね。……いい?私が来たら出て行って!少し時間潰して戻ってくればいいの!」
うわあ……そこまで言うか。
『出て行って』って……。
ちょうど将高が帰って来た。
「ほら!買い物とか行きなさいよ!」
「はあ……」
「ただいま……って、桜、どこ行くんだよ?」
「………買い物」
「あれ?行って来たんじゃねえの?」
「……に、行って来いって麗子さんからのご命令だよ」
「はあ?」
「何がなんでも将高とセックスしたいみたい」
あたりまえだけど不機嫌で出ようとした。
将高が私の肩に手置いて、そのまま2人でマンション出た。
「……将高?どこ行くの?」
最初のコメントを投稿しよう!