14話 女の嫉妬

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「早川さんのセックスが好きなの!なんでその子なのよ!」 「桜とのセックスがいいんだよ……他いるだろ?」 「いるけど、私だってプライドあんの!」 「……悪い。違うヤツとしてくれ」 私を連れて、寝室に入った。 プライド、確かに傷つけてんだろうな。 クラブのママなわけだし、やっぱりママできるだけあって美人だしスタイルもいい。 お客さんで麗子さんとセックスしたい客いると思う。 それでも将高とセックスしたいって、やっぱりどこか好きだからだと思う。 これ、将高がハッキリ言わなきゃ無理だと思う。 麗子さん、将高が居ない時に私に言ってきた。 「ねえ、あなたの何がいいの?セックス特別な事してんの?前、少し聞いたけど、お母さん、『ソープ勤め』なんでしょ?教わったわけ?」 「……私はお母さんと全然会ってないし、ソープの事はわかりませんけど……」 「私さあ、早川さんとしたいの。……少しは遠慮してくれない?」 「遠慮って?」 「だから、私が来たら出て行くとかしてよ」 「………行く場所ないし、私がここの家事してますから……」 「気が利かないわね。……いい?私が来たら出て行って!少し時間潰して戻ってくればいいの!」 うわあ……そこまで言うか。 『出て行って』って……。 ちょうど将高が帰って来た。 「ほら!買い物とか行きなさいよ!」 「はあ……」 「ただいま……って、桜、どこ行くんだよ?」 「………買い物」 「あれ?行って来たんじゃねえの?」 「……に、行って来いって麗子さんからのご命令だよ」 「はあ?」 「何がなんでも将高とセックスしたいみたい」 あたりまえだけど不機嫌で出ようとした。 将高が私の肩に手置いて、そのまま2人でマンション出た。 「……将高?どこ行くの?」
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