14話 女の嫉妬

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「ん?赤井のとこ」 「何しに?…中で麗子さん待ってるよ?」 「もう、麗子マジでめんどくさい。……前から赤井の持ってる店の姉妹店にしようって話はしてたんだよ」 「……あ、前に赤井さんに『店やる』って…」 「あれ、半分本気。赤井の持ってるクラブ、1つがあまり売上良くねえの。で、麗子のクラブと姉妹店にして客がどっちでも遊べるようにキャストの女の子ももう1度見直してって、それは本当に話出てたんだよ」 私と将高、赤井さんのマンションに。 赤井さん、 「麗子やだ。めんどくさい。……麗子が姉妹店のママになるのは出世だから喜んで受けると思うけど、麗子がめんどくさい!」 との返事。 もう赤井さんと将高の話し合い。 売上の話やキャストの話はわかんない。 「………まあ、早川の言いたい事はわかった。確かにその方がどちらも売上が上がるかもしれない。けど、麗子が早川のマンションに来るのは違うぞ」 「うちの店じゃなくなったらこっちに来るだろ?」 「あ、まーい!わかってねえな。麗子は早川とセックスしたいんだよ。早川に惚れてんだよ。だから店をうちの姉妹店にしようが関係なく来るぞ?……それに俺が今度から麗子の相手すんのかと思うとウンザリする」 みんな本音、麗子さんと『したくない』になった。 それに赤井さんの言う事、本当だと思う。 お店関係なく今だってセックスしに来るのに、店が姉妹店になっても来ないわけないじゃん。 「はあ、私に『遠慮しなさい』だもん。赤井さんが言う通りだと思うよ?」 「桜ちゃんが被害者。早川がなんとかするべき」 私と赤井さん、ウンウン頷きあった。 「………赤井も来いよな!最初に麗子とセックスしたの赤井だろうが!」 「え?俺だっけ?」 「んだよっ!てめえが最初に『セフレにならんかなー。結構いいよなー』が始まりだ!てめえが手を出して、1度で『やっぱり要らない』になったんだろうがよ!」 赤井さんも将高に連行されて、将高のマンションに行く事になった。
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