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赤井さん来た。
私に真っ赤なバラの花束持ってきた。
「お招きありがとう…誕生日、おめでとう」
「ありがとう…ね、入って」
「赤井、花束だけかよ。なんかないのかよ?」
「うっせ。いきなり来いとか言われても何が欲しいかわからんだろうがよ」
なんか、照れてるように感じた。でも来てくれて良かった。
テーブルに3人分のハンバーグと真ん中にケーキ。適当に揚げ物とかスナック菓子とか。
テーブルに着いて、2人はシャンパン。私も1杯だけお付き合いで乾杯した。
「誕生日おめでとう!」
「誕生日、おめでとう!」
「…ありがとう!」
食べながら、いろいろ話適当にしてた。あたりまえだけど由美さんの話には触れなかった。
食事が終わって、私はウーロン茶になった。
くだらない話題でなかなか由美さんの話題にならない。
しょうがないかなあって思ってた。
夜中近くになって、………2人酔っ払い出した。
話出したのは赤井さんだった。
「早川さあ、お前、かっこつけすぎ!…由美、最低な女って教えてくれてもいいじゃんかあ」
「最低って、赤井惚れてたら言えんだろ?」
「言えよ!バカ!」
なんか、本音みたいでホッとした。
うん。2人には本音で仲良しでいて欲しい。
「大体な、赤井はすぐ惚れる!俺、覚えてるからな『麗子、けっこう好みかも』って言ったの!そしたらセックスの声が気に入らないって、なんだそりゃ!バカだろ?」
「セックスの時は俺はシットリやりたいんだよ!あんな『遠吠え』されたら冷めるんだよ!…あー、桜ちゃんが1番いいよな!」
「バカやろ!桜は俺のだ!…麗子やる!」
「じゃあセックスだけ!セックスだけさせて!マジでセックス最高!」
「んあ?やなこった!お前、セフレ何人居るんだよ?」
「4人しか居ねえよ!」
「4人?居すぎだ!お前、性病ねえだろうな」
「ねえよ!早川こそ麗子ヤバイんじゃねえの?アイツ、気に入ったらすぐ食うぞ」
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