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やっと意味不明な誕生日会が真夜中にお開き。
赤井さん、かなりな酔っ払い。
将高もだけど。
「うーし!帰る!じゃあまたな!桜ちゃん、セックスしようね!ちゃんと指でいっぱいイカせてあげるからねー!」
と、私引き寄せてキスしようとして、将高の回し蹴り貰った。
いいお土産だ。
「はよ帰れ!!テメ、何しに来たんだよ!!」
「次はー、早川居ない時間に来まーす!…ててて……」
なんか笑えた。
なんか嬉しかった。
誕生日会なんか初めてだし、将高と赤井さんが元に戻ったみたいでホッとした。
「さて、片付けしちゃお」
「……明日にしろよ」
後ろから将高が抱き締めてきた。
将高の匂いに包まれて、幸せ感じた。
「ん。明日にする……」
振り返って将高の頬に手をあてて、キスした。
「………将高、最高の誕生日ありがとう…」
「ん?これからだよ」
抱っこされて、ベッドに運ばれた。
キスしながらベッドに横にされた。
「……桜、ありがとうな。気にさせてたんだな……」
「…赤井さん、いい人だもん。将高の大事な親友だと思う。仲良しでいてくれた方が嬉しいよ」
「ははっ……俺がプレゼント貰ってどうすんだよ。……桜、最高の女だよ……本当にありがとう…」
また、今度は長くて官能的なキスをした。
「は、はあっ、……も、ダメ…」
「俺も、ん、はあ、……降参!」
将高の腕枕に寄りかかった。
将高がベッドの横の棚からリボンのかかった箱出して、私にくれた。
「……誕生日おめでとう」
「あ、ありがとう…開けていい?」
「どうぞ」
箱、開けたら指輪が入ってた。真ん中に多分ダイヤのついたシンプルだけど高そうな指輪だった。
「わ!指輪!」
「…サイズわかんねえから適当。はまんないなら直しに行こうな」
試しにはめてみたら、左手の中指にちょうどだった。
「綺麗……」
「……似合ってる」
「私なんかがつけていいのかって思うくらい、綺麗…」
「桜……もうつけたからには本当に離さないからな」
「うん!………ずっと側に居るからね……身元引き受け人とかそんなんじゃなくて……もうお母さんとは一緒に居れない……将高の側にずっと居たいから……」
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